おやつにグリホサート

世界中で最も使われている除草剤の主成分「グリホサート」
主な商品名は「ラウンドアップ」

グリホサートは1970年代にアメリカで開発されて以降、世界で大量に使い続けられていますが、人体や環境への悪影響が次々と明らかになるにつれ、世界では規制強化が進んでいます。しかし、日本は逆に規制を緩和。世界の流れに逆行しています。

コープ自然派では食の安全性を軽視した政策の早急な見直しを求めています。また、独自の商品取扱基準を設けるとともに、組合員さんご自身で毎日食べるものを「選べる」ように、農薬の使用状況などをマークにして商品案内(カタログ)に記載。

わたしたちが、毎日食べるものがどのように作られているのかをきちんと知って「買わない」・「食べない」意思表示することが、企業、そして社会を動かすことにつながっていきます。

一般社団法人 農民連食品分析センターの記事より紹介します。

ベビーフードや子ども向けのおやつのグリホサート残留調査
輸入小麦を使用する食品からは、グリホサートが高い頻度で検出されることが、これまでの調査からわかっています。こうした背景から、小麦を原材料にする子ども向け食品のグリホサートの残留状況を知りたいというママ達からの相談をいただきました。これは「デトックス・プロジェクト・ジャパン」と「食べもの変えたいママプロジェクト」との、調査企画「気になる!気になる!子どもの食べもの調べてみよう!」のレポートです。



はじめに
 私たちの身の回りには、小麦を原材料にした製品がたくさんありますが、日本の小麦の自給率はおよそ17%ほどで、ほとんどを海外からの輸入に頼っています。ウクライナ危機などを背景に価格が上がっている小麦情勢からも、輸入に依存するわが国の小麦の自給状況を実感している人も増えているかと思います。

 日本の主な小麦の輸入元は、アメリカ、カナダ、オーストラリアです。これらの国から輸入される小麦には、除草剤のグリホサートが高い検出率で残留していることがわかっています。

 私たちのこれまでの調査でも、小麦製品で、原材料が、輸入小麦を使用している場合、除草剤グリホサートによるプレハーベスト処理の影響を受けた残留が確認されることがわかっています。詳細はこれまでに報告してきた調査(報告1/報告2/報告3/報告4)をご参考下さい。基準値を超過することはありませんが、パンや麺類などから高い頻度で検出されることがわかります。




 グリホサートは、健康影響や環境影響を指摘する話題からその使用についての議論が高まっている農薬です。こどもの食べるお菓子にも小麦を利用したものは多く、お店の棚の製品を手に取り、原材料を確認すれば、小麦を含まない製品を見つけるのが難しいほどです。こども向けの食品に、このグリホサートが残留しているのかは、とても気になるものです。

 そこで、2021年、私たち農民連食品分析センターとママたちがあつまる「食べもの変えたいママプロジェクト」が連携して、小麦を原材料にするベビーフードやお菓子について共同調査に取り組みました。調べてみました。このレポートはその結果をまとめたものです。

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検査試料は、2021年1月から2月までの期間にスーパーや赤ちゃん用品店などで販売されていた小麦製品10製品です。検査対象商品の選定と購入、分析センターへの発送は食べもの変えたいママプロジェクトのメンバーがおこないました。
グリホサートの残留検査は、高速液体クロマトグラフ質量分析計を利用した弊センター開発のグリホサート試験法で実施しました。検査対象成分は、グリホサートおよびその代謝物AMPA、グルホシネートとなっています。本試験によるグリホサートの定量限界は0.01ppm、AMPAは定量限界は0.05ppmです。試験系は、ガラスフリー、極力メタルフリーで行っています。

下記に示すように小麦製品6製品からグリホサートが検出されました。検出されなかった4製品のうち、2製品は国産小麦を使用していることを明記した製品でした。

 残留基準値(小麦30ppm)を超過する製品はありませんでした。

 なお、「痕跡」は、本試験法の定量下限以下(0.01 ppm)で検出があったことを示します。
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補足
遺伝子組み換えや他の農薬・また食品添加物についてはどうなのでしょう?
私は懐疑的です。
とにかく成分表示も、あてにならない法律になってますから
極力大手メーカーのモノは控えた方が賢明でしょうね。






農薬について詳細に調べてみました。
気になる方はご覧ください。





 

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